菅原経産相「水が引いてから１週間」＝停電全面復旧に時間

台風１９号の影響で東日本などでは１５日午後も停電が続いている。菅原一秀経済産業相は同日の閣議後の記者会見で「冠水がひどいところでは、水が引いてから１週間程度で復旧する見込みだと電力会社から報告を受けている」と述べ、停電の全面復旧には時間がかかるとの認識を示した。

経産省によると、同日午後６時時点の全国の停電戸数は約２万４０００戸。約５２万戸だったピーク時から大幅に減ったが、冠水が続く長野県や福島県の一部地域などでは復旧の見通しが立っていない。

中部電力によると、千曲川が氾濫した長野市周辺では約５６００戸が冠水し、作業員が復旧作業に入れていない。東北電力の管内では、福島、宮城両県を流れる阿武隈川の氾濫地域などで約１０７０戸（午後６時時点）が停電している。

冠水した家屋の停電復旧時に家屋の所有者の立ち会いが必要になる場合も多いという。

【時事通信社】 〔写真説明〕浸水被害を受けた家財道具などを廃棄場所に運ぶ住民ら＝１５日午後、福島県郡山市

2019年10月15日 18時59分

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