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予防的殺処分は3キロ圏内=アフリカ豚コレラ―農水省



農林水産省は22日、家畜伝染病「アフリカ豚コレラ(ASF)」が国内で発生した際のまん延防止に向け、感染した豚が見つかり、周辺の健康な豚を予防的に殺処分する場合、発生場所から最大で半径3キロ圏内の養豚場を対象とする方針を固めた。養豚場が密集している地域で発生すれば、多くの豚が殺処分される可能性がある。

予防的に殺処分できるようにする家畜伝染病予防法の改正案が今国会に提出される予定で、月内に成立する見通し。来月上旬の施行後、農水省は速やかにASFの防疫指針を見直し、予防的殺処分の範囲を「半径500メートルから同3キロ」と明記する方針。

ASFは国内で流行している豚コレラ(CSF)に比べ感染力が強く、有効なワクチンが存在しない。まん延を防ぐ有力な方法が殺処分だが、「養豚農家の財産権を侵害しかねない行為」(農水省幹部)でもある。このため、予防的殺処分はできるだけ狭い範囲で行い、ウイルスの拡散状況に応じて広げる考え。

「半径3キロ圏内」のモデルは韓国だ。同国では昨年9月にASFが見つかり、発生場所から3キロ圏内の飼育豚を殺処分した。10月中旬以降、養豚場では新たな感染が確認されていないという。

ASFにかかった野生イノシシが見つかり、予防的殺処分に踏み切る際の対象範囲は、周辺地域の野生動物の生息状況や周辺養豚場の衛生管理状況などを踏まえ、専門家の意見を聞いた上で決める。

【時事通信社】 〔写真説明〕アフリカ豚コレラが発生した養豚場への立ち入りを制限する検疫所の職員ら=2019年9月17日、韓国坡州市(EPA時事)

2020年01月22日 18時53分


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