一般社団法人 日本電子機器補修協会
【カイロ時事】国連の特別報告者は22日、米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の携帯電話がサウジアラビアの事実上の最高権力者ムハンマド皇太子の通信アプリアカウントからハッキング被害を受けていたとみられると発表した。私的な情報を含む大量のデータが抜き取られた恐れがある。
ベゾス氏は、サウジ当局が殺害を認めたサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が、サウジ政府批判の記事を寄稿していた米紙ワシントン・ポストのオーナーも務める。同紙は殺害事件後からサウジを追及するなど、サウジに批判的な報道で知られる。
特別報告者は声明を出し「ベゾス氏の監視に皇太子が関与していた可能性があり、ポスト紙の報道に影響を及ぼすためだった」と指摘。米国や関係当局の迅速な調査を求めた。
一方、サウジのファイサル外相はツイッターで「皇太子がハッキングしたという考えは愚かだ。確かな証拠もない」と強く否定した。
【時事通信社】
〔写真説明〕肩を並べて撮影に応じる米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO、左)とサウジアラビアのムハンマド皇太子=2016年11月、リヤド。サウジ王室提供(AFP時事)
〔写真説明〕米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO、左)とサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の婚約者ハティス・チェンギスさん(右)=2019年10月、イスタンブール(EPA時事)
2020年01月23日 17時37分
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