安倍首相、明細書の発行受けず＝「桜」前夜祭、重ねて主張

安倍晋三首相は１７日午後の衆院予算委員会で、「桜を見る会」前夜祭をめぐり、安倍事務所としては会場のホテルから見積書や請求明細書の発行を受けていないと重ねて主張した。午前の野党議員の追及を受け、ホテルに改めて問い合わせた上での見解だ。野党共同会派の小川淳也氏への答弁。

午前の質疑で立憲民主党の辻元清美幹事長代行は、２０１３、１４、１６各年に会場となったＡＮＡインターコンチネンタルホテル東京に、１３年以降の宴席で見積書を発行しなかったことや、宛名が空欄の領収書を発行したことがあったかを尋ねたところ、いずれも「ない」と文面で回答を受けたと紹介した。

これまでの首相の主張とそれぞれ異なり、首相も事務所を通じて確認。ホテル側から「辻元議員にはあくまで一般論で答えた。個別案件は営業秘密に関わるため、回答には含まれていない」との説明を受けたという。

首相は、領収書の宛名については「一般的に『上様』として発行する場合があり、夕食会でも上様としていた可能性がある」と述べた。

【時事通信社】 〔写真説明〕衆院予算委員会で答弁する安倍晋三首相＝１７日午後、国会内

2020年02月17日 17時01分

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