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中国念頭、戦略的連携強化へ=トランプ氏、インド初訪問



【ワシントン時事】トランプ米大統領は23日、就任後初めてのインド訪問に向け、ワシントンを出発した。モディ首相との会談では、インド太平洋地域で影響力拡大を図る中国を念頭に、戦略的連携の強化を打ち出す方針。秋の大統領選に向け、米国内の支持層に外交成果もアピールしたい考えだ。

トランプ氏は24日、モディ首相の地元グジャラート州で「ナマステ(こんにちは)・トランプ」と名付けられた集会に参加。世界最大級のクリケットスタジアムで、モディ首相と共に聴衆約10万人を前に演説する。その後、北部アグラにある世界遺産「タージマハル廟(びょう)」を訪れる。

25日にはモディ首相との首脳会談に臨み、共同記者会見を行う。夕食会に出席後、同日中に帰国の途に就く予定。

会談では、南アジアで軍事利用可能な港湾開発を進める中国に対抗するため、インフラ開発での協力などについて協議。安保連携強化の一環として、米国製の対潜戦用ヘリMH60(シーホーク)24機などの売買契約を結ぶ見通し。

米国産原油や天然ガスなどの輸出でも合意する見込みだが、貿易摩擦の解消はめどが立っていない。インドは昨年、米国が関税優遇措置を打ち切ったことに反発し、関税引き上げを実施。両政府は首脳会談に向けて解決を目指したが、主張の隔たりは大きかったもようだ。

米政府高官は21日、記者団に「妥当な水準の市場アクセスを認めないインド政府に非がある」と批判。「保護主義に対する懸念が高まっている」と指摘し、インド側と協議を継続する意向を示した。

【時事通信社】 〔写真説明〕インド西部グジャラート州のアーメダバードに掲げられたトランプ米大統領の訪問を歓迎する看板=22日(EPA時事) 〔写真説明〕23日、ワシントンで、インドへの出発を前に報道陣の取材に応じるトランプ米大統領(AFP時事)

2020年02月23日 23時40分


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