一般社団法人 日本電子機器補修協会

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選手村マンション、補償焦点=入居遅れ避けられず―五輪延期



東京五輪・パラリンピック開催の1年延期決定を受けて、選手村を活用する分譲マンション「HARUMI

FLAG(ハルミフラッグ)」の開発・販売を手掛ける事業者が対応に追われている。五輪後に改修し引き渡すため、延期で2023年3月を予定していた入居開始は遅れる可能性が高い。契約済みの顧客への補償などが焦点だ。

同マンションは19年夏に発売。これまでに分譲用4145戸のうち940戸を販売し、契約済みのケースも多い。

五輪開催の延期を受け、不動産各社は現在、販売活動を休止し、モデルルームの見学も見合わせている。予定通りの引き渡しが可能かを含めて調査しており、次回の販売開始時期は未定。全体のスケジュールが遅れるのは必至とみられ、契約済みの顧客には「影響を確認し、改めて連絡する」(三井不動産)と説明するのが精いっぱいという。

マンションは子どもの進学といった家族の節目に合わせて購入する人も多く、入居時期がずれると人生設計が狂いかねない。契約の無償キャンセルや補償を求める声が上がるのは確実だ。

不動産コンサルタントの長嶋修氏は「一般的な不動産契約から考えると、今回は売り主側の不手際による引き渡し延期ではないため、キャンセルを申し出ても手付金は返却されない」とみる。一方、注目を集めるマンションだけに、契約者に大きな不利益となるような対応は各社の評判を落としかねない。長嶋氏は「事業者が柔軟な対応を取ることも予想される」と指摘している。

【時事通信社】 〔写真説明〕東京五輪・パラリンピック後、マンションに改修される選手村(手前)=2019年11月、東京都中央区 〔写真説明〕東京五輪・パラリンピックの選手村=4日、東京都中央区

2020年04月04日 15時54分


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