ＮＹ株、大幅続伸＝雇用統計好感し一時１０００ドル高

【ニューヨーク時事】週末５日のニューヨーク株式相場は、予想を上回る内容の米雇用統計を好感して大幅高となった。優良株で構成するダウ工業株３０種平均は前日終値比８２９．１６ドル高の２万７１１０．９８ドルと、５日続伸して終了。上げ幅は一時１０００ドルを超えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は１９８．２７ポイント高の９８１４．０８で引けた。

雇用統計の改善で、米経済が最悪期を脱したとの期待が広がり、株価を大きく押し上げた。ダウ平均は終値での２万７０００ドル台を、３月４日以来約３カ月ぶりに回復。ナスダックは取引時間中の史上最高値を更新した。

５月の雇用統計では、失業率が１３．３％と前月から改善し、非農業部門の就業者数もプラスに転じた。予想に反して雇用が増加し、失業率も低下したことで、米経済の早期回復への期待が高まった。米エコノミストは、「新型コロナウイルスによる米経済への脅威は現時点で想定したほど深刻ではなかった」と指摘した。

【時事通信社】

2020年06月06日 08時55分

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