一般社団法人 日本電子機器補修協会

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北京モーターショー、主戦場はEV=ホンダはコンセプトカー初公開



【北京時事】中国・北京で26日開幕した北京モーターショーは、近年の主戦場になっている電気自動車(EV)に引き続き注目が集まった。ホンダがコンセプトカーを世界初公開したほか、日産自動車もスポーツ用多目的車(SUV)のEVを展示するなど、出遅れ感のあった日本勢も巻き返しに懸命だ。

今年は新型コロナウイルスの世界的流行を受け、各地で大規模自動車展示会が中止に追い込まれる中、感染状況が落ち着いた中国では、予定より5カ月遅れで開催にこぎ着け、主催者も「今年唯一の主要国際モーターショー」とアピールする。

中国政府が普及を後押しするEVやプラグインハイブリッド車(PHV)など「新エネルギー車(NEV)」の販売台数は、7月に13カ月ぶりに前年を上回ると、8月には前年同月比26%増の11万台に伸びが加速。政府は新車販売に占めるNEVの比率を現在の約5%から、2025年には25%前後まで高める野心的目標を掲げ、補助金などの優遇策で支援する。

中国企業が中心だったEV市場は、昨年秋に現地生産を始めた米テスラが急速にシェアを拡大するなど、外国企業も交えた競争が激化。体力の弱い国内新興メーカーの中には経営難に陥るケースも出ている。

こうした中、日本勢もEV強化を鮮明にする。ホンダは量産を見据えたSUVのコンセプトカー「eコンセプト」を披露。井上勝史中国本部長は「現地開発力を結集し、質とスピードにこだわって開発を進めている」と強調、近い将来に中国市場へ投入する方針を示した。

日産は来年の中国発売を計画しているSUV「アリア」を出展。トヨタ自動車は自動運転機能を搭載した商用車「eパレット」を紹介した。世界最大のエコカー市場の攻略に向け、各社がしのぎを削っている。

【時事通信社】 〔写真説明〕中国・北京モーターショーでホンダが世界初公開したEVコンセプトカー「eコンセプト」=26日、北京 〔写真説明〕北京モーターショーでは出展者らもマスク姿=26日、北京

2020年09月26日 18時18分


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