国連特使「緊急に共同行動を」＝ミャンマー情勢で安保理会合

【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は５日、国軍が抗議デモ弾圧を強化しているミャンマー情勢をめぐり英国の要請でオンラインの非公開会合を開いた。ミャンマー担当のブルゲナー国連事務総長特使は弾圧を止めるために「（国際社会の）共同行動が緊急に必要とされている」と述べ、安保理の結束も強く訴えた。英国は議長声明の採択を目指して調整している。

特使は「国連に対する（ミャンマー国民の）希望は薄れつつある」と指摘。母親や学生らから国際社会の行動を求める「必死の嘆願」を毎日２０００通受け取っていることも明らかにした。「ミャンマー国民の民主主義への願いを守るのはわれわれの共同責任」と強調し、各加盟国に行動を促した。

【時事通信社】 〔写真説明〕５日、ミャンマー第２の都市マンダレーで、国軍のクーデターに抗議するエンジニアと学生のデモ（ＡＦＰ時事）

2021年03月06日 06時36分

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