一般社団法人 日本電子機器補修協会
【ワシントン時事】メキシコ国境経由で米国入りを目指す中米諸国からの移民希望者が、急増している。とりわけ保護者が同伴しない未成年者の増加が目立つ。不法越境者に「摘発強化」で臨んだトランプ前政権からの方針転換を目指すバイデン大統領は、難しい対応を迫られている。
ロイター通信によると、2月にメキシコ国境で拘束された不法越境者は10万人近くに上り、2月としては2006年以来の高水準。3月3日には4500人以上が拘束されたといい、増加傾向はさらに加速しそうだ。
中でも深刻なのが未成年者の単独越境。米メキシコ国境は現在、新型コロナウイルス感染防止策の一環で通過が制限され、不法越境者も原則として送還されるが、未成年者は米当局に保護する義務が生じる。移民支援活動に携わる弁護士は、AFP通信に「子供を単独で送り出すことが(移民を目指す)親にとって唯一の選択肢になっている」と説明する。
だが、未成年の単独越境は人身売買業者の標的になる危険が伴う。人数の急増で収容施設の確保も課題となっており、サキ大統領報道官は5日の記者会見で「安全かつ人道的に収容できる施設を探している」と説明。暫定措置として、軍施設などへの収容も検討中と報じられる。
バイデン氏は先月、前政権が不法越境者急増を理由に発令した「国家非常事態宣言」を取り消し、宣言を根拠とするメキシコ国境への壁建設予算調達も停止。移民政策の抜本改革を打ち出している。強硬措置に訴えるわけにはいかない。
共和党からは批判の声も上がっている。トランプ前大統領は5日の声明で「バイデン政権の悲惨な指導力のせいで、国境は完全に手がつけられない状態だ」と主張。不法越境者について「多くは犯罪歴があり、新型コロナをまき散らす」と非難し、排除を訴えた。
【時事通信社】
〔写真説明〕メキシコの対米国境の都市マタモロスにある収容施設で、米国入国の機会を待つ移民希望の子供=2月22日(AFP時事)
〔写真説明〕「バイデン大統領、入れてください、お願いします」と書かれたボードを掲げる中米ホンジュラス出身の少女=2日、メキシコ北部ティフアナの対米国境(AFP時事)
2021年03月07日 14時35分
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