一般社団法人 日本電子機器補修協会

rogo

台湾軍が重砲射撃訓練を実施=中国も演習継続、緊張続く



【台北、北京時事】台湾軍は9日、南部・屏東県で定例の重砲射撃訓練を実施した。台湾周辺では同日も中国軍が演習を行い、緊張が続いている。台湾の呉※燮(※金ヘンにリットウ)外交部長(外相)は記者会見で、中国による演習が台湾だけでなく「地域全体の安全に極めて不安定な要素をもたらした」と批判。民主主義諸国に「共同の対応」を協議するよう呼び掛けた。

台湾の中央通信社によると、屏東県の陸軍基地で行われた訓練では、敵の上陸阻止を想定し、155ミリ榴弾(りゅうだん)砲38門が台湾海峡に向けて実弾を発射した。陸軍は11日にも類似の訓練を予定している。

台湾国防部(国防省)によると、同基地での重砲射撃訓練は年に数回行われており、6月時点で実施が決まっていた。今月4日から続く中国軍の演習で緊張が高まる中、台湾海峡に面する屏東県での演習に関心が集まっていた。

中国国防省は9日、台湾方面を担当する東部戦区が同日も台湾周辺の海空域で「実戦的合同演習」を実施したと発表した。地域封鎖や後方支援に重点を置いたとしている。台湾国防部によれば、台湾海峡周辺で活動する中国軍機45機、軍艦10隻(いずれも延べ数)を確認。このうち16機が台湾海峡の中間線を越えて飛行した。

【時事通信社】 〔写真説明〕9日、台湾南部・屏東県で行われた台湾軍の訓練(AFP時事) 〔写真説明〕9日、台湾南部・屏東県で行われた重砲射撃訓練(AFP時事)

2022年08月09日 20時15分


関連記事

ハマス要員5000人残存か=ガザ休戦

トランプ氏公判で冒頭陳述=米大統領経

南部の病院で280人超の遺体発見=ラ

対ハマス「近く軍事圧力強化」=イスラ

イスラエル、イランに明確なメッセージ

「第2次トランプ政権も日本重視」=ア

迷走6カ月、ようやく可決=ウクライナ

米国務長官、24日から訪中=習氏と面

米下院、ウクライナ支援法案可決=9兆

G7、中東の緊張回避を要求=ウクライ

過去5年で「ヒンズー国家」化進展=モ

1カ月半の投票始まる=モディ氏与党圧

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース