
【北京時事】中国外務省の林剣副報道局長は13日の記者会見で、高市早苗首相に対して、台湾有事を巡る発言の撤回を要求した。その上で「日本側が一切の責任を負わなければならない」と主張し、「もし日本が大胆不敵にも台湾情勢に武力介入すれば侵略行為であり、中国は必ず正面から痛撃を加える」と表明した。
高市氏は7日の国会答弁で、台湾有事が「存立危機事態」に該当する可能性があると述べた。これに対し、林氏は「(高市氏が)中国側の抗議の後もかたくなに撤回を拒んでいる」と強調。日本側が台湾問題に介入することは「戦後国際秩序への挑戦で、中日関係に重大な損害を与える」と非難した。
【時事通信社】
〔写真説明〕中国外務省の林剣副報道局長=5月7日、北京(EPA時事)
2025年11月14日 07時39分