ロシア、ウクライナ南部で進軍=東部州要衝、陥落の危機続く



ロシア国防省は16日、ロシア軍がウクライナの南部ザポリージャ州で新たに2集落を陥落させたと発表した。ウクライナ侵攻を続けるロシアはここ数日、同州での集落の奪取を盛んにアピールしており、ウクライナ側の劣勢が続いているとみられる。

同省によると、新たに占領した集落はリブノピリャとマラトクマチカとされる。ザポリージャ州を巡っては、ウクライナ軍のシルスキー総司令官が先に、一部の方面で戦況が「著しく悪化した」と通信アプリ「テレグラム」に投稿。ロシア軍が「数的優位を生かして3集落を占拠した」と苦戦を認めていた。

東部ドネツク州の要衝ポクロウシクも陥落の危機が続く。ウクライナ軍は15日、同州の南方からポクロウシク方面に続く道路を空爆で破壊する動画を公開。ロシア部隊の市街地侵入を阻止するのが目的だが、市内には既にロシア兵少なくとも300人が入ったとされる。

【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナ南部ザポリージャ州の前線の町で、ロシア軍の攻撃により破壊された建物=13日(ロイター時事)

2025年11月17日 08時22分


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