
秋篠宮さまは30日、60歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、赤坂御用地(東京都港区)の赤坂東邸で記者会見。戦後80年の今年は、同妃紀子さま(59)と7月に広島を訪れたほか、展示会や報道などで先の大戦に思いをはせたとして「平和な世の中が継続していることの大切さを考えるきっかけになった」と述べた。
還暦の所感については「私個人の中では、時間というのは連続しているものと認識」しており、「干支(かんし)が一巡したと、そういう年齢になったという感想があるくらい」と持論を披露。一方で6月に結婚35周年を迎えたことを問われると、「このわがままな夫をよく支えてくれていて、感謝しています」と紀子さまへの思いを語った。
9月に成年式を終えた長男悠仁さま(19)=筑波大1年=は「ずっと小さいイメージ」だが、入念に準備を重ね、当日に臨む様子を見て、「大人になったんだなと感じました」と回顧。成年皇族としての公的活動に「一つ一つを大切に思いながら、丁寧に取り組んでほしい」と期待した。
「家庭では私の良き話し相手」という悠仁さまが、宮邸の庭の畑で採れた野菜を茨城県つくば市の生活拠点に持って行き、ポテトサラダや栗ご飯を作り、写真がメッセージと共に送られてきたと披露。大学生活の充実を「うれしく思っています」と話した。
米国で暮らす長女小室眞子さん(34)の第1子出産を喜び、「もし日本に来る機会があれば、ぜひ会いたい」と初孫との面会を望んだ。
未成年皇族がいなくなり、皇室の公的活動の担い手が減少していることに関しては「活動の規模を縮小するしか、今はないのではないか」と述べた。
今年を振り返る中で、戦争のことは節目の年だけでなく、今後も折々に思い起こし、「過去に学びながら、二度と同じことを繰り返してはいけないということを、一人一人が確認することが大事」と訴えた。
【時事通信社】
〔写真説明〕60歳の誕生日を前に記者会見される秋篠宮さま=25日、東京都港区の赤坂東邸(代表撮影)
〔写真説明〕60歳の誕生日を前に、宮邸の庭を散策される秋篠宮さまと、同妃紀子さま=1日、東京都港区の秋篠宮邸(宮内庁提供)
〔写真説明〕60歳の誕生日を前に、撮影に臨まれる秋篠宮さま=1日、東京都港区の秋篠宮邸(宮内庁提供)
2025年11月30日 00時03分