３月失業率、２．５％に悪化＝好条件求め離職増－求人倍率横ばい

総務省が２６日発表した労働力調査によると、３月の完全失業率（季節調整値）は前月比０．２ポイント上昇の２．５％となり、２カ月ぶりに悪化した。完全失業者は１４万人増の１７４万人。良好な雇用環境の中、より良い条件の仕事を求める自発的な離職者が増えた。

厚生労働省が同日発表した３月の有効求人倍率（同）は１．６３倍と、５カ月連続で同じだった。企業の人手不足を反映し、高止まりが続いている。

完全失業者のうち、自発的な離職者は１６万人増。特に男性の離職者が増え、失業率の上昇につながった。解雇などによる非自発的な離職者は１万人減った。

【時事通信社】

2019年04月26日 10時32分

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