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【北京時事】中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報編集長、胡錫進氏(59)は14日までに時事通信のインタビューに応じ、反政府抗議活動が続く香港情勢について「軍や人民武装警察部隊(武警)の出動は最後の手段だ」と述べ、武力鎮圧の可能性は低いという見解を明らかにした。胡氏は「香港が国際金融センターの地位を失い、混乱の地になってはいけない」と述べ、混乱回避が最優先だと指摘した。
香港情勢をめぐっては、中国建国70周年を迎える10月1日までに習近平指導部が決着を図るという見方がある。しかし、胡氏は「当然、中央政府は10月1日より前に収拾することを望んでいるが、香港情勢にプラスになるという目標が優先だと思う」と語り、期限を区切らず沈静化を目指すべきだと訴えた。
胡氏は「香港政府の力で秩序を回復することが最良であり、優先的な選択だ」と強調。「香港警察は大したものだ。活動を強化し、デモ参加者は減っている」と話した。
一方、日中関係に関しては、米中対立が深まる中、中国が「戦略的要因」によって日本との関係改善に動いていると説明。「日本人が自らの国益に沿って中日関係を進めると信じている」として、さらなる関係改善に期待感を示した。
環球時報は国際報道に重点を置き、発行部数は約200万部。中国メディアとしては珍しく共産党や政府の公式見解よりも踏み込んで報道することがある。党中央宣伝部の統制を受けるが、独立採算で運営。胡氏は「私には宣伝部と読者という2人の主人がいる」と話した。
【時事通信社】
〔写真説明〕11日、中国・北京でインタビューに応じる胡錫進・環球時報編集長
2019年09月14日 15時11分
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