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FB仮想通貨に暗雲=離脱企業相次ぐ



【シリコンバレー時事】米交流サイト最大手フェイスブック(FB)が6月に発表した暗号資産(仮想通貨)「リブラ」発行計画に暗雲が垂れ込めている。各国・地域の規制当局から強い拒否反応が示され、運営を担うリブラ協会の設立メンバーの離脱が相次いだ。FBのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は今月23日に米議会公聴会に出席し、計画に理解を求める見通しだ。

リブラは、貧困層など銀行口座を持てない人々に新たな決済手段を提供することを掲げ、100社・団体の参加により2020年上半期に発行する青写真を描いていた。しかし、協会の設立メンバーに名を連ねていた28社・団体のうち、クレジットカード大手のビザなど少なくとも5社が11日までに参加を見送った。

離脱企業はリブラの理念に賛同する姿勢を崩しておらず、「協会が規制上の要求を完全に満たせるかといった要因を踏まえて最終的に決める」(ビザ)などと将来の参加には含みを持たせる。

ただ、金融の不安定化やマネーロンダリング(資金洗浄)などの観点から批判が鳴りやまず、計画は実現が危ぶまれる状況だ。先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は7月、リブラへの「深刻な懸念」を共有。ドイツとフランスは9月、リブラの利用を認めないとする共同声明を発表した。

米議会下院金融サービス委員会のウォーターズ委員長らは、既にFBに開発の即時停止を求める書簡を送っている。プライバシー保護をめぐる失態を繰り返してきたFBに対する不信感は根強く、公聴会ではザッカーバーグ氏に対する厳しい追及が予想される。

【時事通信社】 〔写真説明〕米フェイスブック(FB)のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)(AFP時事)

2019年10月12日 17時52分


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