Ｊ１神戸・酒井が新型コロナ陽性＝Ｊリーガー初、嗅覚異常も

サッカーＪ１神戸は３０日、元日本代表ＤＦ酒井高徳（２９）が新型コロナウイルス検査で陽性と判定されたと発表した。Ｊリーガーの感染が明らかになったのは初めて。プロ野球阪神の藤浪晋太郎投手らに続くプロスポーツ選手の感染で、公式戦の再開などにも影響を与えそうだ。

酒井は２５日夜に３８度の熱を出すなど体調不良を訴え、当初は急性上気道炎と診断された。だが再発熱やにおいがしないなどの異常があり、２８日にＰＣＲ検査を受けて３０日に結果が出た。

感染経路の特定には至っていないが、現時点で酒井以外の選手やスタッフには症状はないという。三浦淳寛スポーツダイレクターによると、酒井は現在は平熱に戻ったものの、嗅覚や味覚の異常は改善されていない。酒井はクラブを通じ「本当に情けない。このウイルスはどこに潜んでいるか分からない」とコメントした。

【時事通信社】 〔写真説明〕酒井高徳選手

2020年03月30日 20時23分

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