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記憶伝え「命を守る」=学生下宿の大家、語り部に―熊本地震5年・南阿蘇



熊本地震の教訓を後世に伝えようと、被災地で語り部となった女性がいる。「きょうからできる備えが命を守る」。熊本県南阿蘇村黒川地区で学生向け下宿などを営んでいた竹原伊都子さん(60)は、犠牲となった学生の思い出を胸に、普段から備えることの大切さを説く。

竹原さんの下宿には、親元を離れて同村の東海大阿蘇キャンパスに通う学生が暮らしていた。休日にはキャンプに連れて行くなど家族同然の付き合いだったが、毎日顔を合わせていた学生の一人が地震で死亡した。「食堂に一番早く来て、朝ご飯を食べていた。あの子の顔は今でも鮮明に覚えている」

地震でキャンパスは大きな被害を受け、学生も村を去った。その後、県が校舎の一部などについて「震災遺構」として保存を決定。昨年8月から一般公開され、今年3月末までに県内外から1万5000人以上が訪れた。

竹原さんは震災遺構のガイドとなり、あの日の記憶を伝える。前震の後、携帯電話を充電しておいた学生がいた。2日後の本震で生き埋めとなったが、携帯のアラームを鳴らし続けて助けを呼び、一命を取り留めたという。修学旅行で訪れた子どもには、非常階段の場所を確認する習慣を求め、「自分の命は自分で守るのが鉄則」と教える。

亡くなった学生の遺族が、悲嘆に暮れる姿が忘れられない。「命が助からないと駄目。家族や友人など自分の大切な人に悲しい思いをさせてはいけない」と訴えた。

【時事通信社】 〔写真説明〕熊本地震の語り部となった竹原伊都子さん=3月19日、熊本県南阿蘇村 〔写真説明〕東海大旧阿蘇キャンパスの敷地内に出現した地表地震断層。1号館建物と共に「震災遺構」として保存された=3月19日、熊本県南阿蘇村

2021年04月13日 14時45分


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