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Xマス、オミクロン株に警戒=ちぐはぐ助言に混乱―英



【ロンドン時事】新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」が世界的に広がる中で迎えるクリスマス。英国では先月末にマスク着用が義務化されたが、昨年の都市封鎖のような厳しい規制は導入されない見通しだ。ただ、感染力が強いとされるオミクロン株を警戒し、会食や旅行を自粛する人も増えており、リスクを気にしながらのクリスマスとなりそうだ。

英国では3日までに42件のオミクロン株の感染が確認された。新型コロナ全体の新規感染者も3日に5万人を超えたが、ワクチン効果で死者や重症者の数はある程度抑え込まれている。このため政府は、オミクロン株が広がった後も交流制限などには踏み込まず、会食やパーティーは現在も可能だ。クリスマスを心待ちにする国民感情や、経済への影響にも配慮しているとみられる。

ただ英メディアによると、外出規制が敷かれていないにもかかわらず、オミクロン株上陸以降、レストランなどでは予約キャンセルが相次いでいる。恒例の年末パーティーを取りやめる企業も多く、飲食業関係者からは「この時期の稼ぎがなければ生き残れない」と失望の声が出ている。新変異株の情報が乏しいだけに、人々は不安を募らせているようだ。

当局者のちぐはぐな助言も混乱を招いている。ジョンソン首相が「(クリスマス時期の)予定を変える必要はない」と明言したかと思えば、保健安全保障局のハリーズ最高責任者は「必要でない時に社交をすべきでない」と警告した。またコフィ雇用・年金相が、クリスマスの飾りに使われる植物「ヤドリギ」の下でならキスをしていいという風習を踏まえ、「見知らぬ人とキスをしないように」とテレビ番組で語った後、ジャビド保健相は「好きな人にキスをしていい」と発言。「矛盾するメッセージだ」(ガーディアン紙)と批判を呼んだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕英ロンドン中心部の通りを行く買い物客=2日(AFP時事) 〔写真説明〕ジョンソン英首相=11月30日、ロンドン(AFP時事)

2021年12月04日 14時59分


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