債務上限引き上げ、最終合意=米大統領と下院議長―法案採決が焦点に



【ワシントン時事】バイデン米大統領とマッカーシー下院議長は28日、電話会談し、連邦政府の借入限度額である「債務上限」の引き上げなどについて最終合意した。前日の原則合意の詳細を詰め、法案化した。バイデン氏は記者会見で、超党派合意を踏まえた法案を上下両院が直ちに可決するよう訴えた。今月末に見込まれる野党共和党が多数を占める下院での採決が注目される。

債務上限が6月5日までに引き上げられなければ、財政資金が枯渇し、米国はデフォルト(債務不履行)に陥る恐れがある。法案には2025年1月まで、31兆4000億ドル(約4400兆円)に上る現行の債務上限の適用を停止する措置が盛り込まれた。バイデン氏は「破滅的なデフォルトの脅威を取り除く」と強調した。

【時事通信社】 〔写真説明〕22日、米ホワイトハウスで会談するバイデン大統領(右)とマッカーシー下院議長(AFP時事)

2023年05月29日 10時55分


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