渋谷のクラブで面識か=逮捕の4人、関係希薄―那須2遺体



栃木県那須町の河川敷で会社役員夫妻の遺体が見つかった事件で、いずれも死体損壊容疑で逮捕された4人は、昨年末以降、東京・渋谷のクラブでそれぞれ知り合ったという趣旨の供述をしていることが2日、捜査関係者への取材で分かった。

頻繁に会っていた形跡はなく、互いのフルネームも知らなかったとみられる。警視庁と栃木県警の合同捜査本部は、希薄な人間関係の中で事件が計画、実行されたとみて調べている。

捜査関係者によると、建設業平山綾拳容疑者(25)は、実行役の疑いがあるいずれも職業不詳の姜光紀(20)、若山耀人(20)両容疑者について、「昨年末から年明けごろに渋谷のクラブで知り合い、何度か一緒に飲んだ」と供述。2人を「カン」「キラト」と呼び、主に電話でやりとりをしていたと話している。

指示役の一人とみられる職業不詳佐々木光容疑者(28)も、平山容疑者とは「2~3月に渋谷のクラブで知り合った」と説明した。やりとりは主にSNSで、互いを「リョウケン」「ヒカル」と呼んでおり、名字は知らなかったとみられる。

【時事通信社】 〔写真説明〕送検のため警視庁田園調布署を出る若山耀人容疑者=2日午前8時32分、東京都大田区

2024年05月02日 09時49分


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