
【シリコンバレー時事】ロイター通信は6日、米メタ(旧フェイスブック)が、2024年の売上高の1割に当たる約160億ドル(約2兆5000億円)について、運営するSNSでの不正な広告によるものだった可能性があるとする内部報告書をまとめていたと報じた。フェイスブックやインスタグラムなどの利用者に対し、1日当たり平均150億件の詐欺広告を表示していたと推定しているという。
報道によると、詐欺広告の多くはメタの内部システムで疑わしいと検知された業者から出ていたが、メタは詐欺の可能性が95%以上と判断した場合のみ、広告主を排除していた。詐欺広告をクリックしたことがある人は、メタの広告最適化システムによってさらに多くの不正な広告が表示される傾向にあったという。
〔写真説明〕端末に表示されたフェイスブックのアプリ(手前)と米メタ社のロゴ(AFP時事)
2025年11月07日 19時12分