米航空各社、減便開始=「政府閉鎖続けば2割減も」―運輸長官



【ニューヨーク時事】米国の航空各社は7日、政府機関の閉鎖の影響で、国内40の主要空港で段階的な減便を開始した。各社は運航スケジュールの調整や顧客対応に追われている。ダフィー運輸長官は同日、政府閉鎖が続けば、航空便の最大20%が削減される可能性もあると指摘した。

米メディアによると、大手航空会社の欠航便は地方路線が中心。アメリカン航空は10日まで、1日当たり約220便を削減すると説明。デルタ航空は7日に約170便を減らすと発表した。

連邦航空局(FAA)は政府閉鎖で無給となっている航空管制官らの負担や、人員不足によるリスクを軽減するため、国内線の運航を7日から段階的に減らすよう指示。削減率は7日が4%で、14日までに10%に引き上げる。国際線の削減は義務付けていない。

〔写真説明〕米政府閉鎖の影響で航空便のキャンセルが相次ぐ中、空港で休む旅行客=10月30日、フロリダ州オーランド(AFP時事)

2025年11月10日 16時09分


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