14日の東京株式市場は、米国株の下落を受けて利益確定の売りが優勢となった。人工知能(AI)、半導体関連の銘柄は割高感も意識されて下落率が大きくなり、日経平均株価は一時前日比1000円超下げる場面もあった。終値は905円30銭安の5万0376円53銭。
13日の米国市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けて追加利下げ観測が後退。投資家心理が悪化し、米主要株価指数はそろって大幅に下落した。この流れを引き継ぎ、14日の東京市場でも幅広い業種が売られた。
一方、出遅れていた不動産などの内需株は買われた。市場では「日経平均は節目の5万円を割り込まず、底堅い印象を持った」(大手証券)との声が聞かれた。
2025年11月14日 16時12分
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