
関西電力は14日、美浜原発が立地する福井県美浜町で5日に開始した原発新設を検討するための調査を報道陣に公開した。地形や地質などを調べた上で2030年ごろまでに建設可否を見極める。その後、原子力規制委員会による規制方針や採算性も踏まえて最終判断する方針だ。
公開したのは、美浜原発3号機の北北東約500メートルにある関電所有地で、地盤を構成する岩石などを棒状に採取するボーリング(掘削)調査。採取した試料をハンマーでたたいて割れ目の状態を観察するなどして、地質や岩石の性質・状態を確認する。
〔写真説明〕原発新設を検討するための調査について説明する関西電力社員=14日午後、福井県美浜町
2025年11月14日 17時19分