
三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3メガバンクグループは14日、2025年9月中間連結決算を発表した。純利益の合計は前年同期比14.4%増の2兆9164億円。日銀の利上げに伴う金利上昇で貸し出しの利ざやが拡大し、3社とも中間期としての過去最高益を更新した。
三菱UFJの純利益は2.8%増、三井住友は28.7%増、みずほは21.8%増。企業の旺盛な資金需要も利益を押し上げた。3社は26年3月期の通期純利益予想を上方修正。いずれも3年連続で最高益を更新する見通しで、三菱UFJは2兆1000億円を見込む。
米関税措置が景気に与える影響について、三井住友の中島達社長は「世界的な景気後退の可能性は想定より後退した」との見方を示した。三菱UFJの亀沢宏規社長は「輸出減速の兆しが見え始めている」と指摘した。
〔写真説明〕(左から)三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の看板
2025年11月14日 21時07分