経済安保法改正へ有識者会議=小野田担当相「スピード感持ち検討」



政府は14日、経済安全保障推進法の改正を議論する有識者会議を開いた。小野田紀美経済安保担当相は冒頭、「現行制度の見直しや新たな課題への対応についてさまざまな角度から意見を賜りたい。経済安保を強力に推進すべく、スピード感を持って検討していく」とあいさつした。高市政権で同法の見直しが本格的に始まった。

会議では、エネルギーなどの「基幹インフラ」への国外からの妨害行為を防ぐ制度の対象分野に医療を加えることが必要との認識を共有。医療機関の指定基準、政府が事前審査する「重要設備」の対象を検討した。

サプライチェーン(供給網)強靱(きょうじん)化では、重要物資の安定供給確保に支障が生じる前の対応策について意見が交わされた。

政府は会議の議論を踏まえ、来年の通常国会に改正案の提出を目指す。港湾修繕など、新興・途上国「グローバルサウス」との連携につながる海外事業の展開も後押ししたい考えだ。

2025年11月14日 19時06分

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