【シリコンバレー時事】米グーグルが検索エンジン市場における反トラスト法(独占禁止法)違反を認定された訴訟で、首都ワシントンの連邦地裁は5日、是正措置を決定した。新たに、グーグルの検索エンジンや人工知能(AI)アプリを各社が販売するスマートフォンの標準に設定する契約を結ぶ場合、1年ごとに更改することなどを命じた。
訴訟を巡り地裁は、2024年8月にグーグルが検索市場で競合他社の参入を阻害しているなどとして違反を認定。一方で、今年9月には原告の司法省側が求めていた同社のウェブブラウザー(閲覧ソフト)「クローム」の売却は退けた。その上で、検索エンジンなどを巡り競合を排除する契約の禁止や、検索に関するデータの外部提供を命じていた。
2025年12月06日 18時07分
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