デジタル投資、最大3800億円=AIで効率化、顧客対応に人員配置―三井住友信託銀社長



三井住友信託銀行の米山学朋社長はインタビューに応じ、デジタル関連に3年間で3600~3800億円を投じる考えを明らかにした。業務効率化にも300億円を投資。事務的な業務を人工知能(AI)活用などで削減し、約900人を顧客対応の業務に再配置して、収益性を高める考えだ。

4月に社長に就任した米山氏は、初代のデジタル企画部長を務めるなど、グループのデジタル変革を進めてきた。人間の仕事を代行するAIエージェントは自社による「100%内製」で開発。取引データの活用がスムーズに進むなど、「(内製の)メリットを感じている」と語り、2028年度には外部企業への販売も目指す。

NTTドコモと共同出資する住信SBIネット銀行を軸に、個人向けサービスも強化する。ネット銀口座を28年度までに現在の900万口座から1500万口座へ拡大を目指す。相続などの複雑な手続きは三井住友信託銀の対面サービスで対応し、利便性を重視する層にはネット銀の利用を促す。「利便性を求める顧客にうまくリーチできていなかった」との反省に立ち、ドコモの「dポイント」経済圏も活用し、顧客基盤の拡充を狙う。

〔写真説明〕インタビューに答える三井住友信託銀行の米山学朋社長=5月22日、東京都千代田区の同本社 〔写真説明〕インタビューに答える三井住友信託銀行の米山学朋社長=5月22日、東京都千代田区の同本社

2026年06月09日 16時03分


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