４月消費者物価、０．９％上昇＝電気代、外食押し上げ

総務省が２４日発表した４月の全国消費者物価指数（２０１５年＝１００）は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が１０１．８となり、前年同月比０．９％上昇した。プラスは２８カ月連続。上昇幅は前月より０．１ポイント拡大した。

原油高を背景とする電気代や都市ガス代のほか、外食の値上げが全体を押し上げた。４月下旬からの１０連休で欧州行きが人気だった外国パック旅行費も上昇した。

総務省は物価について、「緩やかに上昇している」（統計調査部）との見方を維持した。

電気代は前年同月比５．８％、都市ガス代は７．７％、外国パック旅行費は１５．１％それぞれ上昇。値上げが相次いだ食品、エアコンの新商品投入があった家庭用耐久財も上がった。

一方、スマートフォンなど携帯電話は通信料、端末ともに下落した。

生鮮食品を含めた全体の総合指数は０．９％上昇。生鮮食品とエネルギーを除く同指数は０．６％上昇し、上昇率は１６年６月（０．７％）以来、２年１０カ月ぶりの大きさだった。

2019年05月24日 10時47分

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