中国政府、金融規制の緩和前倒し＝対米協議にらむ

【北京時事】中国政府は２０日、金融分野への外資参入に関する規制緩和を前倒し実施する方針を明らかにした。生命保険会社や証券会社への外資出資比率の上限撤廃を２０２１年から２０年に変更することが柱。対米貿易協議の本格的再開をにらみつつ、金融市場開放を求める米国に配慮する狙いがあるとみられる。

中国では外資系企業による生保や証券への出資比率は５１％までとなっているが、これを１００％まで認める。ファンドや先物会社への出資規制も撤廃する。国務院金融安定発展委員会が公表した。

2019年07月20日 19時40分

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