一般社団法人 日本電子機器補修協会
日産自動車の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)が16日、不正報酬問題の責任を取って辞任する。連合を組むフランス自動車大手ルノーとの主導権争いや業績の立て直しなど、課題山積の日産。今後は次期経営トップの下、企業統治の混乱から早期に脱却できるかが最大の焦点となる。
日産は10月末までに西川氏の後任選定を目指す。ナンバー2の山内康裕最高執行責任者(COO)が暫定CEOを務め、トップ不在の影響を最小限にとどめたい考えだ。西川氏は社長を退いた後も取締役としては残る。
日産の2019年4~6月期連結業績は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期実績から99%落ち込んだ。西川氏は「業績は少しずつ回復している」と強調するが、不正問題を受けて社債発行を延期するなど、事業面に影響が出ている。前会長カルロス・ゴーン被告に続く不正の発覚が、企業イメージの悪化につながることも懸念される。
資本関係の見直しなどをめぐるルノーとの交渉では、こうした混乱が日産にとって不利に働きかねない。三菱自動車の益子修会長も「アライアンス協議に遅れが出ないよう強く願っている」と指摘する。
日産は、社外取締役らで構成する指名委員会で選定作業を加速。10人弱に絞り込んだ候補者からのヒアリングなどを急ぐ。
〔写真説明〕不正報酬問題について記者会見する日産自動車の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)=9日、横浜市西区
2019年09月14日 17時52分
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