【シリコンバレー時事】生成AI(人工知能)「チャットGPT」を開発した米オープンAIは1日、音声対話による顧客対応などを円滑化する機能を発表した。アプリ開発者らに対し、基盤モデル「GPT―4o(オー)」への接続技術を提供。人間とより自然な対話ができ、指示をこなす「AIエージェント」の開発を促す。
2022年のチャットGPT公開で火がついた生成AIブームが「次の段階」であるAIエージェントに移り始めた。米顧客管理ソフトウエア大手セールスフォースも9月、企業がAIエージェントを開発できるサービスを公表した。
オープンAIは、開発者向けに人間並みの速さで応答できる「4o」に接続する技術を新たに提供。人間が指示した後の処理を一括で行う技術に加え、音声入力・出力を円滑にする技術をそろえた。先行して展開しているチャットGPTの高度な音声モードと同様、AIの回答に割り込んで質問しても対応できるようになる。
〔写真説明〕オープンAIのロゴ
2024年10月02日 17時56分