加藤勝信財務相は11日、財務省内で記者団の取材に応じ、学校法人森友学園への国有地売却に関する文書改ざん問題で、関連文書を追加開示したことについて「引き続き少しでも遺族の気持ちに寄り添えるように丁寧な説明に努めるとともに、鋭意作業に取り組んでいく」と述べた。
関連文書は、改ざんを苦に自殺した同省近畿財務局職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん側に追加開示された。赤木さんが改ざんの経緯をまとめたとみられる資料を含め約8800ページ。財務省は、当時理財局長だった佐川宣寿氏が主導したと総括した2018年6月の調査報告書の内容を覆すような事実はなかったとしている。
〔写真説明〕森友学園への国有地売却に関する公文書改ざん問題を巡る遺族への文書開示について、取材に応じる加藤勝信財務相=11日午後、財務省
2025年06月11日 19時01分