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新海誠監督「楽しい気持ちになってほしい」=創作を「ひるまずに」、映画「天気の子」公開



新海誠監督が手掛けたアニメ映画「天気の子」の公開初日舞台あいさつが19日、東京都内で行われた。大ヒット作「君の名は。」から3年ぶりとなる新作について、新海監督は「年に何百本もある映画の1本にすぎないけれど、この作品を見て少しでも楽しい気持ちになっていただければ」と願いを込めた。

公開の11日前に完成したという新作の内容に関しては、「もしかしたら、とても自分勝手な映画かもしれない」と新海監督。「自分の大事な人と、もっと多くの人たちの幸せのどちらを選ぶだろうかというときに、少しわがままな選択をする話でもある。『自分もそうだよ』と思ってもらえる人がいることを信じて作った映画だけど、たくさんの人の意見を聞いていきたい」と言葉を続けた。

今回、主人公・帆高の声を担当した醍醐虎汰朗は「この半年間、役者として成長できたし、人間としてもステップアップできたと思う。この環境に身を置かせていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです」。ヒロイン・陽菜役の森七菜も「『天気の子』について、やっと(観客の)皆さんと語り合えると思った」と、映画の公開を喜んだ。

また、帆高を助けるライター役の小栗旬は「監督が言う『わがままな選択』を、いつまでもできる自分でいたいと思いながら見る瞬間もあった」と作品の感想をコメント。「音楽の持つ力はすごいんだなと思いました」とも話し、RADWIMPSが手掛けた映画音楽に魅了された様子だった。

舞台あいさつの最後には、新海監督が「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件に触れ、「『どういう気持ちで初日に臨んだらいいのかな』と思ったりしていた」と心境を明かした。

その上で、「エンターテインメントをつくることで誰かを傷つける可能性はゼロではないけれど、ひるまずにやり続けていくことが自分たちのなりわいであり、役目であり、一番やりたいことだと改めて思いました」と語った。

舞台あいさつには本田翼、吉柳咲良も登壇した。 〔写真説明〕映画「天気の子」の公開初日舞台あいさつに登場した(左から)吉柳咲良、森七菜、新海誠監督、醍醐虎汰朗、本田翼、小栗旬=19日、東京

2019年07月19日 23時48分


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