タイ、クーデター後初の国会招集＝月内にも首相選出

【バンコク時事】３月に民政移管のための総選挙（下院定数５００）が行われたタイで２４日、軍が２０１４年５月のクーデターで実権を掌握後、初めてとなる国会が招集された。次期首相は月内にも選出され、組閣は６月になる見込みだ。ワチラロンコン国王は開会式で、「皆さんの全行動が国の安全と幸福に直接影響する。責任を認識して任務に当たってほしい」とあいさつした。

総選挙では軍事政権と対立するタクシン元首相派のタイ貢献党が１３６議席で第１党、軍政のプラユット暫定首相の続投を目指す国民国家の力党が１１５議席で第２党となった。首相指名選挙は軍政が事実上任命した上院議員２５０人が加わるため、プラユット首相の続投が有力視される。

2019年05月24日 18時28分

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