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メルケル氏の震え、詮索自制=トップの健康は「私的問題」-独



【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相に繰り返し全身を震わせる症状が出た件は、国内外で大きな注目を浴びた。しかし、本人から明確な説明はなく、本来公私の区別が明確な独国民の間でも、健康状態は「私的な問題」と詮索は控えるべきだとの世論が定着しつつある。当面は原因はうやむやなままとなりそうだ。

メルケル氏は19日、夏休み前の恒例の記者会見で、「一人の人間として、自分の健康状態には大きな関心がある」と、自己管理は行っていると強調。具体的な症状名などには触れなかった。

独メディアではこれまで、起立時に体が震える「起立性振戦」という症状との指摘や、「心理的要因では」などと臆測が交錯。通常なら大きく扱われない首相の公務も、震えが出る瞬間を捉えようとたびたび生中継された。米大統領が健康診断結果を公表するのと比較するメディアも多かった。

ただ、国民は比較的冷静だ。公共放送ZDFが19日公表した世論調査では、首相の健康状態は「私的な問題」との回答が80%に上り、「しっかり説明すべきだ」の19%を大幅に上回った。メディア側も、職務遂行は可能とされているのだから「それ以上の詳細は問題ではない」(ウェルト紙)と、自制を求める論調が広がりつつある。

〔写真説明〕ドイツのメルケル首相=19日、ベルリン(AFP時事)

2019年07月20日 14時11分


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