一般社団法人 日本電子機器補修協会
【ロンドン時事】メイ英首相の後任を決める与党・保守党の党首選で、決選投票の勝者が23日に発表される。投票権を有する党員を対象にした世論調査では、欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」も辞さない強硬派のジョンソン前外相が大きくリード。穏健派のハント外相を抑えて新党首に選出される公算が大きく、翌24日にメイ氏に代わって首相の座に就く見通しだ。
メイ首相は6月上旬、EU離脱をめぐる混乱の責任を取り、保守党党首を辞任した。これを受けて党首選が告示され、計10人が出馬。ジョンソン、ハントの両氏は候補者を絞り込む議員投票を勝ち抜き、決選投票に駒を進めた。
ジョンソン氏は2016年の国民投票で離脱派を勝利に導いた最大の立役者。コミカルなキャラクターや放言癖で知られ、トランプ米大統領と比較されることもしばしばだ。党首戦では「合意の有無にかかわらず(期限の)10月31日に離脱する」「死ぬ覚悟でやる」などと強気の姿勢をアピール。EU嫌いの高齢者ら一般党員への浸透を図った。
一方、ハント氏はEUとの対話を重視。離脱の延期も排除しない柔軟な方針を掲げ、「合意なき離脱」の悪影響を懸念する若手党員らの取り込みを目指している。しかし、これが「弱腰」と受け止められたほか、国民投票で「EU残留」を主張した過去もネックとなり、苦戦を強いられている。
ユーガブ社が今月上旬に実施した調査では、ジョンソン氏が党員の74%から支持を集め、26%のハント氏を大幅に上回った。別の調査でもジョンソン氏72%、ハント氏28%と大差がつき、ジョンソン氏の優位は揺るがないという見方が大半だ。
〔写真説明〕英国のジョンソン前外相=17日、ロンドン(AFP時事)
2019年07月20日 15時13分
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