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ブルームバーグ氏「火だるま」に=米民主討論会で標的、各候補が勢い警戒



【ワシントン時事】米大統領選の民主党指名を争う主要候補による討論会が19日、ネバダ州で開かれた。大量のテレビCMで支持率を急上昇させている大富豪ブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)が初登壇。真価が問われる場として注目されたが、各候補の標的となり、「火だるま」になった。

「女性を『太っちょ娘』『馬顔のレズビアン』と呼んだある大富豪について話をしたい」

ウォーレン上院議員は開始早々、部下の女性に対するセクハラや差別発言をめぐり複数の口止め契約を結んでいると報じられたブルームバーグ氏を攻撃。「いくつ口止め契約を結んだのか」「彼女たちの声に耳を傾ける考えはあるか」と迫った。

ブルームバーグ氏の受け答えは弱々しく、反論を放棄したような場面も見られた。同氏が「彼女たちは私のジョークが気に入らなかったのかもしれないが、それ以上のことはない」と弁解すると、ウォーレン氏は「これは資質の問題だ。問題が日々明らかになる候補で、トランプ大統領を倒すことはできない」とたたみかけた。

ニューヨーク市長時代に推進した「ストップアンドフリスク」と呼ばれる犯罪取り締まりをめぐっても、ブルームバーグ氏は防戦に回った。通行人を理由なく呼び止め、所持品検査を行うこの手法は、黒人など少数派を狙い撃ちにしたとの批判がある。各候補は「忌まわしく、人々の全ての権利を否定するものだ」(バイデン前副大統領)などと相次いで攻撃した。

ブルームバーグ氏は、サンダース上院議員の左派色の強い政策を「共産主義」と非難。「このような議論を聞いていると、トランプ氏の再選にこれ以上簡単な道があるとは思えない」と語り、聴衆から拍手を浴びる場面もあった。

だが、トランプ氏はツイッターで、ブルームバーグ氏の討論を「彼は口ごもり、つまずき、まるで無能だった」と酷評。米メディアも低評価が目立ち、3月から本格参戦する指名争いに不安を残した。

〔写真説明〕19日、米大統領選の民主党候補指名を争うネバダ州党員集会を控え、ラスベガスでテレビ討論会に臨むブルームバーグ氏(左端)ら主要候補(EPA時事)

2020年02月20日 18時31分


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