米イランが拘束者交換＝トランプ氏、核新合意に意欲

【ワシントン時事】トランプ米大統領は４日、ツイッターで、イランで約２年間拘束されていた米海軍の退役軍人マイケル・ホワイト氏が解放され、出国したと明らかにした。ウォール・ストリート・ジャーナル紙（電子版）によると、「拘束者交換」として、制裁違反の罪で米国で自宅軟禁下にあった米・イラン二重国籍の医師も釈放され、イラン訪問が認められた。

トランプ氏は２０１８年に離脱したイラン核合意に代わり、ミサイル開発中止なども含んだ「新合意」を目指している。トランプ氏はツイッターに「ありがとうイラン。合意は可能だということを示した！」と投稿し、交渉に意欲を見せた。

ただ、イランは米国が再発動した制裁を解除しなければ再交渉に応じない構え。今回の拘束者交換が新合意に向けた両国間の対話につながるかどうかは不透明だ。

2020年06月05日 09時42分

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