一般社団法人 日本電子機器補修協会
【モスクワ時事】ロシアに帰国後に当局に拘束された反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は19日、プーチン大統領のために建てられたとされる「宮殿」のような豪華な大邸宅の存在をインターネット上で暴露した。1000億ルーブル(約1400億円)が費やされたと指摘している。ロシア大統領府は暴露内容を否定している。
ナワリヌイ氏は特設サイトを開設し、1時間50分を超える動画の中で、ロシア南部の黒海沿岸に建つ豪邸に関する調査内容を詳しく伝えた。それによれば、延べ床面積が1万7000平方メートルを超える邸宅はプールやサウナなどを備え、近くにはぶどう園やワイン醸造所がある。隣接する7000ヘクタールの土地は連邦保安局(FSB)が所有しているという。
ナワリヌイ氏は建設資金について、国営企業トップを務めるプーチン氏の側近らが賄ったと主張し、「世界最大の賄賂」と非難した。一方、インタファクス通信によれば、ペスコフ大統領報道官は「大統領は(黒海沿岸に)宮殿を所有していない」とプーチン氏との関わりを否定した。
〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領(右)と反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(AFP時事)
2021年01月20日 15時01分
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