現状変更は「深刻な過ち」＝米国務長官、台湾情勢で中国けん制

【ワシントン時事】ブリンケン米国務長官は１１日放映のＮＢＣテレビのインタビューで、中国政府が台湾に対する攻撃的な行動を強め、台湾海峡の緊張を高めていることを「本当に懸念している」と語った。その上で「誰であれ現状を力で変えようとするのは深刻な過ちだ」と述べ、中国をけん制した。

台湾有事を念頭にした米国の軍事的対応を問われ、ブリンケン氏は「仮定の話に立ち入るつもりはない」と明言を避けた。ただ、米国には台湾の自衛能力を支える責務があると強調した。

〔写真説明〕記者会見するブリンケン米国務長官＝３月２４日（ＥＰＡ時事）

2021年04月12日 10時46分

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