一般社団法人 日本電子機器補修協会
【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は25日、下院選(17~19日実施)の結果確定を受け各党党首らとオンライン形式で会談した。最大野党・共産党が電子投票での不正を訴えていることに関し、不満を示しているのは結果を気に入らなかった人々だとけん制。一方で、事態改善に向け「共に考えよう」と呼び掛け、一定の配慮を払う姿勢も示した。
下院選では、電子投票が併用されたモスクワで、支持率が低迷していた政権与党「統一ロシア」の候補や与党系候補が軒並み勝利。共産党は25日にモスクワ中心部で抗議デモを呼び掛け、独立系メディアによると、約1000人が参加して「統一ロシアは議席を盗んだ」などと気勢を上げた。
政権は抗議デモの拡大を警戒しており、プーチン氏は共産党の訴えに耳を傾ける構えを見せることで、事態収拾を図ろうとしたとみられる。共産党は政権に従順な「体制内野党」とされているが、下院選では政権批判の受け皿となって前回より議席数を伸ばした。
プーチン氏は、側近のウォロジン下院議長の続投も提案した。
〔写真説明〕25日、モスクワ郊外で、各党党首とオンライン形式で会談するロシアのプーチン大統領(EPA時事)
2021年09月26日 06時33分
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