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連立交渉開始へ、ねじれの構図=第3、4党が首相選ぶ立場に―独総選挙



【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院)選挙から一夜明けた27日、各党は連立政権樹立に向けた連立交渉の準備を始めた。2002年の総選挙以来初めて第1党になった中道左派・社民党と、僅差で第2党に転落した中道右派・キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の双方が政権獲得を目指すが、多数派形成には第3党の緑の党と、第4党の自民党の協力が不可欠。両党が事実上、次の首相を選ぶというねじれの構図が浮き彫りとなっている。

得票率は、社民党が25.7%、CDU・CSUが24.1%。両二大政党は13年から大連立政権を組んできたが、継続には否定的。二大政党のどちらかが、14.8%を獲得し第3党となった緑の党と、11.5%で第4党となった市場経済重視の自民党と3党連立を組むしか、現実的な選択肢は残されていない。

26日夜の大勢判明後のテレビ討論会で、自民党のリントナー党首は、二大政党双方が25%前後の得票率にとどまったため「国民の75%は、次の首相を支持していない」と指摘。政権入りには、政策面で容易に妥協しない方針を示した。緑の党のベーアボック共同党首も、二大政党だけでなく「さまざまな党が協議することが重要」と強調した。

〔写真説明〕27日、ベルリンで、ドイツ総選挙の結果を受け笑顔を見せる社民党のショルツ首相候補(EPA時事) 〔写真説明〕26日、ベルリンで演説するドイツのキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のラシェット首相候補(AFP時事) 〔写真説明〕27日、ベルリンで、党の幹部会合に参加するドイツの緑の党ベーアボック共同党首(AFP時事) 〔写真説明〕26日、ベルリンでテレビ番組に出演するドイツの自民党のリントナー党首(AFP時事)

2021年09月27日 18時59分


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