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29日にコロンビアで大統領選=左派候補優勢も決選投票の公算



【サンパウロ時事】南米コロンビアで29日、右派ドゥケ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施される。6人が立候補しており、支持率では元左翼ゲリラの左派グスタボ・ペトロ元ボゴタ市長(62)がリード。中道右派のフェデリコ・グティエレス前メデジン市長(47)が追っているが、いずれも当選要件である有効票の過半数は得られないとみられ、決着は両者による6月19日の決選投票に持ち込まれる見通しだ。

コロンビアは南米で米国と最も親密な国。前回大統領選の決選投票で敗れたペトロ氏が当選すれば初の左派政権となり、急速に左傾化する南米で米国の影響力が一層低下する可能性がある。

ペトロ氏は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて深刻化した貧困や格差問題、歴代政権が解決できなかった汚職に対する批判を背景に支持を拡大。政府と戦闘状態にある左翼ゲリラ「民族解放軍(ELN)」との和平交渉再開を主張する。経済面では新たな石油開発事業の停止、富裕層への課税強化と中小企業減税、失業者の最終的な受け皿となる「大きな政府」を訴えている。

グティエレス氏は汚職撲滅と組織犯罪対策を最優先課題に掲げる。経済面では、環境や社会貢献などで「責任感を持つ外資」の積極的導入などを主張。歴代政権の新自由主義路線を踏襲した。貧困家庭への1日3食提供なども約束している。

〔写真説明〕コロンビア大統領選候補のグスタボ・ペトロ元ボゴタ市長=23日、ボゴタ(EPA時事) 〔写真説明〕コロンビア大統領選候補のフェデリコ・グティエレス前メデジン市長=23日、ボゴタ(EPA時事)

2022年05月28日 15時14分


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