フィリピンに3Dスキャナー寄贈=「東南アジア拠点犯罪根絶を」―政府



【マニラ時事】日本政府は29日、フィリピン国家警察に対し、国連薬物犯罪事務所(UNODC)を通じて、3Dレーザースキャナーを寄贈した。

マニラ首都圏ケソン市で贈呈式が行われ、日本の外務省担当者は「フィリピンなど東南アジア諸国を拠点に日本国民を標的とする犯罪が増えており、これらを根絶するためにも使ってほしい」とあいさつ。比国家警察の幹部も「警察の捜査能力を引き上げてくれると期待している」と述べた。

寄贈した3Dレーザースキャナーは重さ850グラム、高さも15センチ余りと超小型で、360度のレーザー距離計とパノラマカメラを駆使して、空間情報を瞬時に3D点群化。血痕の付着状況など事件現場のデータを立体的に記録することができる。

〔写真説明〕29日、マニラ首都圏ケソン市で、日本政府がフィリピン国家警察に寄贈した3Dレーザースキャナーについて説明する担当者

2024年12月02日 08時21分


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