【ワシントン時事】米ロサンゼルスで拡大するデモを巡り、国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(RSF)は9日、デモを取材中の記者に対する法執行当局からの攻撃が6~8日の間に少なくとも27件あったと発表した。警察が使用したゴム弾や催涙ガスなどの被害に遭ったという。
また、RSFなど複数のメディア団体は9日、ノーム国土安全保障長官に宛てた連名の書面で、報道の自由をうたう米憲法修正1条を侵害した可能性があると非難。報道陣への武力行使を控えるよう申し入れた。デモ参加者への対応に記者が巻き込まれたほか、「ジャーナリストを意図的に標的にしたケースもあったようだ」と記している。
〔写真説明〕不法移民の取り締まりにデモ隊が抗議する中、プラカードを掲げる人たち=8日、米ロサンゼルス(AFP時事)
2025年06月10日 16時06分