
【ワシントン時事】米連邦最高裁は2日、南部アラバマ州が共和党に有利となる連邦下院選挙区割りを、11月の中間選挙で使用することを容認する判断を下した。黒人有権者への意図的な差別に当たるとして適用を差し止めた下級審の命令を覆した。
区割りは、州内7選挙区のうち黒人有権者が多数を占める選挙区を二つから一つに減らす内容。現在は民主党が保有する議席の一つを共和党が奪還する可能性がある。
最高裁が4月に黒人など少数派に配慮した区割り設定を認める「投票権法」の適用を制限する判決を出したことを受け、共和党が導入を目指していた。
最高裁は9人の判事のうち保守派6人、リベラル派3人で構成。リベラル派判事は「民主主義の価値と法の支配の双方を無視している」として反対した。
〔写真説明〕米アラバマ州の州都モンゴメリー(AFP時事)
2026年06月03日 22時44分