
【デトロイト(米ミシガン州)時事】11月の米中間選挙の上院候補を決める民主党予備選が4日、中西部ミシガン州で行われた。米メディアによると、急進左派で公衆衛生専門家のアブドゥル・エルサイード氏が、穏健派で現職下院議員のヘイリー・スティーブンス氏を破った。党内で路線対立が深まる中、各地の予備選で躍進する左派の勢いが増していることが鮮明となった。
CNNテレビによると、開票率99%の時点でエルサイード氏の得票は48・5%、スティーブンス氏は47・5%。
党内左派は、東部ニューヨーク州や西部コロラド州の予備選で現職に相次ぎ勝利し、存在感を高めている。エルサイード氏は選挙戦で、イスラエルへの軍事支援打ち切りなどを主張。左派代表格のサンダース上院議員やオカシオコルテス下院議員が応援に入り、若年層を中心に支持を広げたとみられる。
これに対し、民主党指導部やウィットマー州知事はスティーブンス氏を支援。親イスラエルのロビー団体「米国イスラエル公共問題委員会(AIPAC)」系の政治団体も3000万ドル(約47億円)超を投じたとされるが、及ばなかった。
〔写真説明〕4日、米中西部ミシガン州デトロイトで支持者を前に演説するアブドゥル・エルサイード氏(AFP時事)
〔写真説明〕4日、米中西部ミシガン州デトロイトで予備選の開票状況の推移を見守るヘイリー・スティーブンス氏(AFP時事)
2026年08月05日 23時24分